この頃、ＴＶのコマーシャルで大ブームだったチワワのくーちゃんがモデル。この儚げなウルウルの瞳に「つい」描き始めましたが、すごく難しくってこっちが涙目になりました。日ごろ力づくで、ハッキリした色合いのコたちばかりを描いていたので、こういう曖昧な、まるで砂糖菓子みたいな柔らかな毛色の濃淡は本当に苦しかった。でも、この絵のお陰で力づくだった私の絵も少しは柔らかくなって、それに、この絵がきっかけで尊敬してやまない犬鳥さんに出会えたのだから、くーちゃんは救いの神なのかも。