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朱雀-Suzaku

 

朱雀(すざく)は中国の伝説上の神獣(神鳥)で、四神(四獣・四象)・五獣の一つに数えられ、南方を守護する神獣です。
 

朱(赤色)は五行説では南方の色とされ、鳳凰、不死鳥、フェニックス、インド神話のガルーダと同一起源とする説、また類似され間違われることもあります。

 

■□孤独な2等星

 

中国の星座である二十八宿は、四神の名によって7宿ずつ4つにまとめられ、それぞれが四神の姿を象る。

そのうちの1つ、南方朱雀に属する7宿のうち、中央の「星宿」は、西洋星座のうみへび座の心臓部に当たり、
その中心は、うみへび座の最輝星うみへび座α星と呼ばれる。
「孤独な者」を意味する名をもつこの2等星は、明るい星の少ない中にあって目立つ星。このオレンジ色の星が、ライチョウなど羽色が橙色系の胸をもつ鳥とともに、「朱雀」という瑞鳥のイメージの成立に何らかの形で関与している可能性もあると言われている。なお、同じ南方朱雀の「翼宿」は、朱雀の翼である。

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