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玄武-Genbu
玄武は、中国の四神の一つ、北の守護神で、「北の星宿」の神格化。玄天上帝ともいう。
宋の時代には避諱のため、真武と改名され、清の時代では北極佑聖真君に封じられている。
上帝翁、上帝公などとも呼ばれ、福建省では黒虎(こっこ)に置き換わっている。
北方を守護する。脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多い(尾が蛇となっている場合もある)。
玄とは黒を意味し、五行説では北方の色とされる。
奈良県明日香村のキトラ古墳の石室内の北側壁にも玄武が描かれている。
中国天文学では、周天を天の赤道帯に沿って4分割した1つで、北方七宿の総称。北方七宿の形をつなげて蛇のからみついた亀の姿に象った。
俳句において冬の季語である「冬帝」・「玄帝」と同義であり、冬(北・玄)の象徴である。なお、冬のことを「玄冬」ともいう。
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